11日目の展望

11鶴竜ーーーー◯◯妙義龍8
鶴竜は、今日の阿炎戦でも前日に続き、腰を決めず独りでに立ち上がる身勝手な立ち合い。2日続けられるとさすがに萎えるので序でに書かせて貰うと、今場所は従来から散見される(左)手着き不十分の度合いも顕著で、立ち合いにおける振る舞いに問題を抱えている。
それはともかく、相撲内容自体も腰が立ちやすい状態に陥り始めており、対戦相手にはチャンスが有る。
明日の妙義龍は立ち合い惑わされずに鋭く切り込んで、いかに横綱の下に入る体勢が作れるか。
崩して飛び込むための仕掛けとして、少し左へずらし気味に角度をつけていくのも策戦の一つだろう。


3栃ノ心◯◯◯ーーー阿炎0
栃ノ心にとっては与しやすい相手だろう。高い位置で突っ張ってくる手を落ち着いて跳ね上げながら左前廻しを探るなり、右を差すなり、突き返していくなり的確に応じて退けたい。
兎に角、上から手を使うような動きだけは慎み、腰をしっかり前に出して、下から下からの意識さえあれば取りこぼしの虞は低い。



朝乃山は、もう1日待とうかな。明日勝てば12日目の相手が誰であれ必ず書きますので…