実を言えば、筆者自身も昨年中頃あたりからの成長ぶりに明確な掴みどころを得られず、論点が見つからないゆえ、個別記事の投稿も進められずにいた力士だったのですが、先場所の大活躍で取り上げられることも多く、また改めてじっくり見る機会も出来たので、逆に長文すぎて批判されかねない分量になってしまいました(汗)
ともあれ、力戦型という評価自体は本当に正しくて、現役においても有数と評しても良いレベルなのですが、ここのところの成長ぶりには、それだけでは測り得ない「隠し味」も潜んでいるように思います。


栃丸正典 出身:東京 所属:春日野 生年:平成4年 身長:171センチ 体重:160キロ

<プロフィール>
高校相撲を経験して入門(23年5月)した力士らしく、1年半ほどで新幕下を果たしますが、以後は中下位を主戦場に2年ほど足踏みを強いられる。
27年に入ってようやく頭角を現し始め、秋に初の15枚目以内及び一桁の番付に到達。そして、記憶に新しい28年初場所、東13枚目の地位で頭から6連勝し、最後の一番に敗れて新十両こそ逃したものの、楽日の決定戦を制して見事幕下優勝の栄誉を勝ち取りました。
来る春場所は、初の5枚目以内へと進出、新十両の地位がいよいよ目前にまで迫っています。




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